IoT物流を活用した、クランプの本社一括統一購買のお勧め
アカシアの花のひとり言
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IoT物流の確立=クランプの本社一括統一購買のお勧め!
董事長・総経理 倉永和男
車両といってもトラック・バス・建設車両・農業用車両メーカーを主な顧客ターゲットとしている。こうした特殊な車両は、車体の振動が大きい上、現場での扱いも荒っぽいという宿命にある。そのため、たかがクランプと言えども、外部からの衝撃に対して【①金属素材の強靭さ】はもちろん、【②PVCやゴム被覆の弾性による衝撃吸収】等をもって、車体機器に対する安全性確保を考慮する必要があり、またその役目を少なからずも担っている。この特殊な環境と要求に耐えうる車両用クランプを、長年改良を施しながら生産し続けた結果、独自のノウハウを携え、自信をもってお勧めできる絶縁クランプとなった。これが、我社のAIKO CLAMPです。

この30年近い年月を、中国と日本のみの交易に没頭するばかり、その他の国と地域へのアプローチが殆ど出来ずにいました。また乗用車においては、対衝撃よりも対軽量の要求が大きく、オールプラスチック製、樹脂製のクランプが使用されるため、弊社の金属製の絶縁クランプは、ほぼ使用される事はありません。そのため恥ずかしながらも、欧米諸国に代表される日本、中国以外の国と地域の特殊な車両メーカー、および、世界中の乗用車主体の車両メーカーとの接触実績や取引実績が殆ど無かった事になります。
そこでこの度、改めて世界へ目を向け直し、よりグローバルに弊社の車両用金属絶縁クランプ“AIKO CLAMP”を周知していただき、お取り扱いして頂けるよう、ホームページを刷新いたしました。欧米諸国をはじめ、世界中の建設車両、特殊車両業界の本社、工場、設計者、また資材調達部や資材購買部の方々には是非、弊社のAIKO CLAMPにご興味を持っていただき、その安全性とコストパフォーマンスの効果をもって世界中の車両のサポートが出来れば本望です。特筆すべきは、大手車両メーカー、大型車両工場であればある程、コストパフォーマンスと、安定した品質および供給で効果を発揮しますので、特に大手の皆さまには、お役立ていただければと存じます。

AIKO CLAMPは、【①プレス金型の設計と製作】に始まり、【②プレス板金加工】とその【③金属表面への処理】(すなわち、金属表面へのメッキ処理加工、カチオン塗装などの表面処理加工等)、さらに金属部品であることからの、通電防止における絶縁処理として【④PVC被覆加工】或いは、【⑤ゴム被覆加工】又は、【⑥粉体樹脂被覆加工(PEorナイロン)】、更に仕上げとして【⑦金属部分への熔接加工】等々、一見単純な部品に見える絶縁クランプですが、仕上がりまでに多くの工程があり、各段階での微細なノウハウを培ってきました。このすべてを一貫して同一の自社工場内で賄っているため、品質のばらつきや、納期までのスケジュールなどで問題が発生しにくいのが特徴です。何より外部委託する加工工程がないため(委託費や部品の輸送費用など全く発生しない為)コスト面では、他社にまでが出来ない大きなメリットを発揮してます。
さらに2010年以降より、時間をかけ工場内をIoTでの供給に対応できる体制とシステムに改善しました。このIoT物流ないし供給の特長は、車両生産者側のSCMシステムと呼応させ、AIKO CLAMPを生産供給するところです。つまり、【①車両生産者側】の生産計画と状況、クランプの消費と状況、クランプ在庫と状況等々と、弊社における【②クランプ生産側】の、生産状況、供給状態、物流センターのストック物量の状況等々を含め包括的に連動させるのです。IoTたるAIやロボットの得意な物流・供給ロジックの部分と、人間が判断している計画等の部分が、相乗効果を生み出せるよう仕組みを考えたわけです。

この度の世界的コロナ禍の悲惨な現況の中を鑑みると、今までのアナログに頼り切った産業体制は破壊を始めているようにも見受けられます。AI管理、IoT管理への理解を示し、社会や、各社が改革の取り組みを進めてていく必要に迫られている時代とも感じます。しかし、当面は、車両のモデルチェンジや設計のブラッシュアップなどアイデア部分は、最終的に人が判断・決定を下すと考えられます。この事から、車両生産者側と、部品(クランプ)供給者側の、相互での取り組みが、この新しい時代を生き抜く必須条件となるでしょう。ついては是非、第4次産業革命と言われる時代・時期を、双方一体化した取り組みで互いの新しい時代を成功へ導かせて頂けると幸いです。
(補足するようですが、AIやIoT管理の外部企業との同時管理には難しさが伴います。特に企業秘密の漏洩は過大な企業損失を発生させる原因ともなりかねません。その点の十分な理解と相互予備調査等を通じた協議とセキュリティ対策に基づきプロジェクトを進めさせて頂きます。)

ともあれ、グローバル化された市場がIT時代を迎えるに当たり、よりオンタイムで、効率のよい〔調達・購買〕〔部品生産〕〔部品の適正在庫〕〔完成品生産〕〔不足部品の自動発注〕等のサイクルを実現し、相互に無駄の無い管理と費用対効果を完成させることは、双方にとって必須となり、目標となるでしょう。この大きな、互いの目標を実現するために、クランプ部品においては、弊社のIoT物流供給をお役立て頂けると幸いです。
付け加えるなら、弊社の工場では現状でも月間3,000万個のクランプ製造が可能です。この事から、車両メーカーさま本社の調達・購買部との連携の下、世界各地に抱える生産拠点や工場へ、統一された規格であるAIKO CLAMPクランプ部品を、大連愛光から世界各地の工場へ直接・分散納入する事もできるわけです。こうなれば、巨大な品質とコストメリットを提供できる事は間違いありません。
最後に、遅ればせながも弊社の総務と現場のスタッフが一丸となって公式SNSを始めました。見えづらかった、絶縁クランプの生産現場の敷居が、多少は下げられたのではないかと思う。ぜひとも、気軽にご連絡いただける窓口として利用していただけますと幸いです。そして、大幅な貴社のコストダウンに貢献させて頂けると本望です。